福岡県博多区須崎町に2004年4月、オープンした
artspace tetra
キュレーター遠藤水城さんら、美術家、音楽家、デザイナー等が共同経営されています。
ここで去る12月18日、
kmacはトークにお呼ばれしてきました!!!
ありがたいことにkmacに興味を持たれ話を聞きたい、という
主宰者のひとり、小山冴子さんのお声掛け。
筋書きなし、告知はツイッターくらい、という中で
kmacはなんなのか、アート活動のありかたなどなどを
フリートークするというゆる企画。
当日は釜山のアーティストさんが持ってきて下さったマッコリも投入、
そしてなんと以前のkmacブログでも触れた美術家鈴木淳さん
http://kmacart.exblog.jp/13543505/も来て下さった!!
そして、詩人でデザイナー、尾中俊介さんも加わり、豪華な顔ぶれでトークがスタートしました。
いろいろな人が入れ替わり立ち替わり、最終的には8人くらいお会いできました。
kmacは10月から始まったばかりだし、ゆるさがテーマなのであえて多くを語らないところもあるんですが、
いろいろ思うところはあるわけで、kmacというメディア、チャンネルでみなさんとつながれるこういう機会を持てるのは本当にありがたいことです。
トークではアーティストの生き方に重点を置いているkmacの活動紹介のほか、
みなさんのご活動の中から
今後続けていくにあたって制限せずいろんな人を受け入れていくことの大事さや、
自分しかできない、というような「勘違い」が大事であるということ、
個人ではなく複数人での活動がkmacになる、という点が常にアーティストたるアーティストと違って面白い、というご指摘も頂きました。
アートをどうとらえるのか、アートでなければならない理由とは、というテーマも宿題として残されたように思います。
突如ウクレレのライブも!
その後は、tetraであったワークショップに参加しました。
福岡でオーガニックな食品などを取り扱うインフォショップ「反転地」を経営する佐野陽子さんの食に関するお話と天然素材のお茶をミックスしてオリジナルティーを楽しむ催し。
アートと生活は切り離せない、という江上賢一郎さんのコーディネートで行われている「これからの生活夜話」という企画です。
みかんや林檎の皮などもお茶になるらしい
参加者の顔ぶれも実に多彩で、シェアハウスで農業をはじめたアーティストの姉妹、写真家、若者の貧困などを考える団体の関係者などなど、
こんな会ができれば、コミュニティを作れればいいなあと思うような雰囲気。
食とアートをテーマに最近活動されている山口macにも通じる、
アートを声高に叫ぶのではない自然な生活としての「アート」とそのイベントという位置づけが興味深かったです。
佐野さんはショップについて
「福岡でやりたかったのではなくて福岡になかったからやろうと思った」
といわれていて、
kmacもないから作ったという点で共通するなと感じました。
「アート」や「全国にあるmac」という仕組みは良い意味で利用しているわけで、
そのたびに面白いことをしているうちになにか足跡ができるかもしれないし、できなくてもいいし
でもなにかは生まれるだろうと思っています。
おそらく、年内のkmacとしての活動はいったん終了かな、と思っていますが
実は新年の大型企画、これまでのkmacを超えるようなお話も次々に入っております・・・!!
こうご期待!!
これからも手探りが続くと思いますが、やはりひとりでは絶対に出来ないこと。
たくさんの人にかかわってもらい、いろんな展開を迎えていければと思っています。
今後ともみなさんのご参加をよろしくお願いします。