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熊本のアートとひとのすてきな関係を作るkmac(クマック)公式ブログ

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歴史に残る?!加藤笑平☆ナイトレポート!!

13日、加藤笑平☆ナイトやりましたー!!

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自作の塩を持ってきてくれた笑平氏(左)

今回はうちで開催!!祝・住み開き!!
美術の先生に秘書に学芸員に服のデザイナーなどなど、
いろんな初参加の方3人を含むバラエティ豊かな最大10人が集まりましたー。
あ、今回も美男美女が集まってくれました!
これからkmacはそういうセルフプロモーションをしていこうかと思うとか思わないとか(笑)

トークゲストの加藤笑平氏は、最近の関東での活動から、天草に定住した理由、学生時代の話から、美術への思いなどを
熱~~~~く語ってくれました!!なんと朝五時まで
いろいろな意味で歴史に残るイベントになったのではないかと思います(笑)

笑平氏は熊本でもっとも勢いのある現代美術家のひとりでもありますが、
天草というキーワード、ユニークな人間性などアート以外でも引きつける魅力がたくさんある人です(というのは面と向かってはなんか言えないけど。笑)。
なので「熊本にこんなおもしろい人がいる」というのを知ることができる「ちょっとひと味違う飲み会」として声をかけ、
今回は私の友人とか、アートにはほとんどかかわりのない人も勇気を出して来てくれましたが、
むしろそういう人たちに向け、彼らの興味に応えうる内容にしていきたいとkmacは思っています。
アーティストがアートファンに面白いのはまあ当たり前なわけだから。

「普段知らない世界を見られて良かった」
「熱い人に会える機会がなくて出会えて新鮮」

というのは来てくれた、普段はアートと触れることの少ない友人の実際の感想です。

笑平さんのまっすぐに生きる道に触れ、kmacも今後の方向性に大きな示唆を受けた会になりました。

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朝5時まで残った最強メンバー


ダイジェスト**


◇寿クリエイティブアクション

日本の3大ドヤ街のひとつ、横浜の寿町でアート活動をする
寿クリエイティブアクションのプロジェクト
若手アーティストがドヤ街に合宿しながら制作する寿合宿
http://kbtogether.exblog.jp/
に今年参加した。

ドヤ街にいる労働者はそれぞれに悩みを抱え生きている、自分と共通のものを感じた。
ヒエラルキーの底辺にいる労働者、寿を象徴するそのピラミッドを表出させるのが使命だと感じ、
ごみや見捨てられているものでインスタレーションを作るアイデアにつながった。
1点5分ほどで瞬間を焼き付けるモノタイプの版画50点を制作した。20点くらいは柏islandギャラリーに展示している。
寿では、現場の支援で出来ないことも美術で出来ることがある、言葉にならないものも共有できる、というのを実感できた。
豊かな形になった。


◇美術への道

高校進学の際、普通科がいやで美術科に。
普通ってなんだろうと思っていた。
最初の創作は17歳、必要でないゴミを拾うのに興味があって、ゴミを絵などと組み合わせて展示。
今思えばインスタレーションだった。岡本太郎は好きだった。
普通のことも、普通でないことも美術だった。サッカーをやっていたがサッカーでの進学は難しいので美術に。
女子が多かったので表現もかわいらしいもので反発していた。反骨精神の塊。
その後職業訓練校で建築を学んだ。
その中で、宮島達男の作品と出会う。生と死がテーマ、建築は集団でやるものだがソフトな作品に惹かれた。
より直感、かかわり、即興的なものを大事にしたかったからアートに戻った。

東京の展示では、このままでいいのかと感じた。
アーティストにお金が入って生活するのは難しい。

本来は美術をやっていなくてもそこにいて、そこで美術をやっていますとなるのが自然なのだろう。
それは天草でやっている自分と変わらない。だから芸術はどこでもできるのだろうと考えた。

底辺でおじちゃんたちと作りたいというのはライフワーク。
しかし金にはならない。
ずっとかかわっていきたいと考えている。

アキバではアート座談というイベントで、アーティストや観客に、アートにこだわる理由を聞かれた。
アートは広義過ぎて共有できない。
「それをアートという言葉を使わなかったらなんなのか」

自分は「アートとはアウトプットがある修験道」と答えた。
修業を通じて自己に打ち勝ち、気付きや結果を得るのは修行僧と同じ。アートはそれを形として提示する。
アートをやることはそれくらい厳しいことと思っている。


◇今までの作品

街中で瞑想したり、通行人の肩を無言でたたいて振り向きざまの無意識の表情をビデオでとる作品を作っている。
「触る」という記憶は柏では印象的。
サッカーのさかんだった柏では、小学生の時Jリーグの試合を見に行き、間近に見える選手にさわっていた。
子どもが母親の乳をさぐる感覚、抱きしめる感覚。触るのは一番必要な確かな行為だが、
一歩間違うと犯罪になってしまう。
触ると言うことにどう向き合ってくれるのかを作品にしたかった。

ギャラリーの中には、キュレーターが地域のことを知らないところもある。


◇熊本県・天草へ

天草は一生の拠点にしようと決めて移住し、奥さんに出会った。
土地と向き合うため、作品を地域にみせなきゃ、と家を天草在郷美術館にした。
美術館も作品である。コミュニケーションのひとつとして美術館を始めるのはわかりやすい。
天草は生と死が残っていると感じたから。山や海があり、米や塩を作るのを生業にしている。
生きること、基本的なことを、シンプルに感じられるのが天草。それが実感に変わった。
根源的なことは、天草で出来て、それが作品にも直結している。
いまは全部が必要で、自然なことに思える。

自分の内側と人とかかわる外側に向かう作業、立体を平面に写す作業、
現場で獲得したことを落とし込む作業
この3つの創作を通じて生きている実証を得ている。
東京では出来ないこと。


◇夢

100歳まで生きたい。一生ふんどしを締め続けるし、街中で、世界中で二礼二拍手一礼のパフォーマンスをし続けたい

共感できる美術と、鑑賞できる美術、どちらでいくのか自分に問うている。
でも美術に固執しすぎる必要はないのではないか。

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by kmac-office | 2010-12-14 18:06 | 活動レポート
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